地上波オールドメディアの我々からすると PALって 「あ、PALなんだ。。。」と言う感じ。
テレトップスタジオでも映画を扱う前まではそうでした。
シンクジェネレーターを29.97fから24fや25fへ換えないと同期が取れず映像が流れてしまいます。
編集中だとジェネレーターの設定を変えることが出来ないので仕事が終わるまでそのテープを掛けることは出来ません。
特に24fや25fからNTSCの29.97i に変換するには当時は特殊な機材が無いと出来なかったので
素材を作ることからやり直し。。みたいな感じでした。
ノンリニアになり世界中からファイルベースで映像素材が届くようになると様々なアプリケーションでフレームをイジるようになります。
編集ソフトは各メーカーから出ていますが、この手の変換は考え方の違いなのかどのソフトでも同じ様に変換できるとは限りません。
更に作品の内容、監督の意向、販売の都合。。。等々、様々な要望に答えられるようにしています。
配信などweb上で動画を公開しているYouTuber等の人達には無関係ないことかもしれませんが、映像の世界で働く私たちには
切っても切れないものです。
NTSC
29.97fドロップフレーム。
ドロップフレームは秒から分に繰り上がるところでタイムコードが
2フレーム落ちます。
ただ、10分毎に落ちないフレームがあります。
左の映像は落ちているタイムコードが分りやすいように57秒から
スタートして1分00秒00フレームが無くなっています。
更に1分57秒からスタートして2分00秒00フレームが無くなり
これが繰り返されていきます。次は9分57秒からスタート
10分00秒00フレームはちゃんとありますね。
これを合計すると1時間で3秒14フレーム落ちます。
ちなみにドロップフレームは ; で表示します。
29.97f ノンドロップフレーム
ノンドロップフレームは名称の通りドロップしません。
先日、ワーク映像を渡した編集者から「映像が飛んでるよ!」と
連絡が来ました。初めて放送素材に関わる仕事をしたようで
「ドロップですから」と話しても分ってくれません。
仕方が無いのでどのように飛んでいるかを調べて報告して貰いました。「必ず00秒が無くなっている!でも10分のところは飛んでない」
まあその通りです。「それをドロップフレームと言います」と。。
YouTubeしか編集したことの無い人でしたね。
24fと25f
フレームレート変換 プルダウン
24fと25fをNTSCノンドロップに変換します。
フレームレート変換 フレームbyフレーム
左画面は25fを24fに変換したものです。
いち番上は24fのタイムです。
2番目は24fのシーケンスに25fを警告無視で入れました。
いち番したはフレーム構造を壊さずに24fにしました。
2番目の「そのまま」25fなのに24fの映像が無くなっています。
3番目の 「FbyF」は24fがしっかり残っています。
2は1秒に1フレーム欠落、3は欠落していませんが上の2つが
15秒の再生が終わってもまだ映像が残っています。
2はコマ飛び3は尺が伸びる。と言うことです。
このほかにもブレンドフレームという手法もあります。隣り合う映像をブレンド(重ねて)して変換しますがボケるんです。
映像はパラパラ漫画と同じで何枚のも静止画が連続して再生されています。フレームが欠落すると言うことは映像が飛んでいると言うことですね。
2は論外ですが飛ばさなければ伸びるのは必然で、でも尺が伸びる。伸びると言うことは再生速度が遅くなっていると言うことですね。
25fを変換する場合まず映像の内容を把握する必要があります。それが音楽を題材としたものか?そうでないか?。
次に何のために(何で使うために)変換するのか? OA なのか メディア製品なのか?。
29.97fに変換するならプルダウンが使えます。上述のフレーム by フレームで25fを24fに変換すると計算上尺が4%伸びます。
尺の増加は音のピッチに影響を与えます。尺が伸びればピッチも伸びて音程が下がります。4%も。
現代音楽なら問題無いかもしれません。ライブコンサートなどピッチを変えるのは普通にやられていることです。
クラシックはダメですね。クラシック音楽は作曲家が書いた楽譜に忠実に演奏する事、楽譜から読み解く作曲家の意思を
再現する物です。キーは非常に重要です。
